現在、メンズエステ店の多くはワンルームマンションを活用する「マンション(個室)型」という形態で営業していますが、このワンルームマンション、「どこでも良いわけじゃない」というのをご存知ですか?実は、「メンエスとして使っていいマンション(許可物件)」と「使ってはいけないマンション」の違いが明確にあるんです!
というわけで今回の記事では、メンズエステにおける許可物件とは何か、許可物件じゃないマンションで働くことによるリスクは何か……といった点についてまとめてみました!
目次
- メンズエステにおける許可物件とは
- 許可物件以外のマンションでのメンズエステの営業は違法?
- メンズエステにおける許可物件で働くメリット3選
- もし許可物件じゃないメンズエステ店で働いた場合はどうなる?
- マンション(個室)型のメンズエステで働く注意点
- 現役メンエスセラピストに聞いてみた!実際にマンション(個室)型の店舗で働いてみてどうだった?
- まとめ
メンズエステにおける許可物件とは
そもそもマンションは、本来は「住居」として使用されるのが一般的ですよね。でも、数あるマンションの中には、「住居以外の使用も許可します」ということで幅広く入居者(利用者)を募集しているマンションがあるんですね。
そのような物件を、「許可物件」と呼びます。そして、マンション(個室)型のメンズエステ店は、「住居での使用」にあてはまらないため、許可物件でしか営業することができません。しかし、中には「許可物件」以外のマンション等の物件でメンズエステ店を営業している場合もあるんですね。
許可物件以外のマンションでのメンズエステの営業は違法?
それでは住居以外の使用を許可していないマンションでメンズエステを営業するのは、何らかの法律に違反する行為なのでしょうか?
結論からいえば、違法ではありません。たとえば、許可物件以外のマンションでメンズエステを営業していることがバレたとしても、オーナーやスタッフが法的な罰則を受けることはないんですね。ここまで見ると、「なーんだ、じゃあ別に気にしなくていいんじゃない?」と思うかもしれません。
しかし、違法ではないんですが、マンションを借りて使うにあたって守らなければならない契約上の「規約」には違反することになります。そのペナルティとして、オーナーが違約金を請求されたりすることはあるんですよ。
メンズエステにおける許可物件で働くメリット3選
ここからはメンズエステにおける許可物件で働くメリットから解説していきます! 許可物件をきちんと用意して営業しているマンション(個室)型メンズエステ店で働くメリットとしては、主に次の3点が考えられます。
1. 手厚い待遇が期待できる 先ほどもご紹介した通り、メンズエステ業界では、オーナーが許可物件ではない「住居用マンション」を借り、こっそりメンズエステ店として利用しているケースが少なくありません。
一方、許可物件を用意してお店を運営しているメンズエステ店は、きちんと決まりごとを守る優良店であるといえるんです! そのような優良店は、セラピストを迎えるための待遇にも目を配り、働きやすい環境をしっかり整えてくれているという傾向にあります。
- 待機所が綺麗で過ごしやすい
- ノルマがないのでのびのび働ける
- 雑費引きなどがなくしっかり稼げる
などなど……。
2. 隣近所からのクレームの心配がない 住居用マンションがその他の使用を許可していない理由はいろいろありますが、いちばんは近隣に迷惑をかけることが考えられるからですね。
特にメンズエステの場合、セラピストや男性客が頻繁に部屋を出たり入ったりしますし、施術中にトラブルが発生したときは男性スタッフ数人が慌ただしく部屋に駆け込む……なんていう場面もあったりします。
メンズエステ店の営業時間は夕方から深夜が多いので、特に夜の騒音がクレームにつながります。
しかし許可物件であれば、隣近所の住民の皆さんもある程度は人の出入りがあることは織り込み済みですし、よほどのことが無い限り、クレームにつながるというリスクはほぼ0です。
3. 収入がなくなるリスクが減る 「許可物件」以外でメンズエステ店を営業している場合、管理会社へのクレームの電話等によって、マンションのオーナーとお店で深刻なトラブルに発展することがあります。
もしも、マンションのオーナーとお店で揉めた時は、マンションでのメンズエステ店の営業ができなくなる、つまり、そのお店は閉店に追い込まれてしまうことが多いです。
結果的に、セラピストは働き口を失うわけですから、必然的に収入がなくなってしまいます。突然収入がなくなるなんてことは何としても避けたいですよね。
もし許可物件じゃないメンズエステ店で働いた場合はどうなる?
許可物件じゃないマンションでメンエスを営業した場合、メンズエステ店のオーナーは違約金の支払いを求められることがあるわけですが、セラピストの場合、特に何かお咎めを受けるわけではありません。
特に、「許可物件じゃないなんて知らなかった!」という場合、セラピストも被害者の一人といえますね。
結果的に、セラピスト本人は特にやましいことをしたわけではないのに、お店が潰れて仕事を失い、収入が0なんてことになるんですね……。
マンション(個室)型のメンズエステで働く注意点
今回のテーマである「許可物件」という点に即して、注意点をまとめてみましょう。
残念ながらメンズエステ業界では許可物件じゃないマンションで営業しているところは少なからずあって、時々それが発覚して潰れたりしているんです。
実際のところ、今回取り上げているような事例に遭遇する確率は、決して低くないんですよ!
でも、求人を探す時点で「許可物件」に着目しておけば、上のようなリスクを回避できます。きちんと許可物件を活用しているメンズエステ店の場合、それが「優良店であることを示すアピールポイントになる」ということで、求人ページに記載していたりするからです。
というわけで、求人を探すときは「許可物件で営業しています」という記載があるかどうかを目安にするのがおすすめです。許可物件を活用している優良店は、オーナーがしっかりしているので待遇も良い傾向にありますし、そういう意味でも重要なポイントといえるでしょう!
また、「許可物件」かどうかについては面接時にも確認してみるのもおすすめします!